Kyoto University Institute for the Future of Human Society Program-Specific Researcher
ヒトのギャンブル行動とその背後にある認知プロセスの解明を主要な研究テーマとし,現在は実験室実験やオンライン調査、計算論モデリング等の手法を用いて研究を行っています。具体的には,損失の蓄積を招くような非合理的な賭け行動 (無謀な賭け: reckless betting) が生じるメカニズムの解明と予測のための研究を行っています。
企業との共同研究においては,海外カジノにおいて収集された大規模データの分析に携わり,カジノにおける顧客の賭け行動の行動追跡データを活用した依存兆候検出研究にも着手しています。
これらの研究活動を通じて,ギャンブル行動の背後にある認知プロセスの理解と効果的なギャンブル障害予防の実現に寄与する基礎的な研究知見の提供を目指しています。