成長戦略本部 特定教授
両眼視野闘争(Binocular Rivalry)などの視知覚現象を手がかりに意識の謎を解き明かすことを目指した高次脳機能の探求と、医療・健康・福祉への貢献を目指した新たなニューロエンジニアリング手法の研究・開発を行っています。
具体的には,機能的MRI(fMRI)、脳磁図(MEG)/高密度脳波(HD-EEG)の計測・解析・動的イメージング手法の開発,視覚的アウェアネス・記憶走査などの認知神経科学研究、拡散MRIの計測と解析、神経磁場をMRIで直接捉える新たな計測原理に基づくfMRI手法の開発などです。
また、2006年度から現在まで,産学連携研究として超高感度な光ポンピング原子磁気センサ(OPM)と,それを用いた超低磁場MRIとMEGを融合した次世代の脳機能計測システムの研究・開発を進めています。
現在,国際脳電磁図トポググラフィ学会 (ISBET) 理事,日本生体磁気学会理事、International Journal of Magnetic Particle ImagingのEditorなどを務めています。James Zimmerman Prize (IFMBE, 2018)などを受賞.