人文科学研究所 文化生成研究部門 准教授
日常の身体的生と経験、とくに紛争や公害、災害など危機のなかの日常性に研究の焦点を置いています。調査フィールドはイギリス、アイルランド、東北太平洋沿岸地域です。近年は、食べる・休む・着る・住まうといった日常的営みにおける人と環境とのからまりあいや、掃除や洗濯あるいは生活用品や住居の修繕など伝統的に「家事」とくくられてきた営みにおける、物質的・身体的な側面や実践に関心があります。
現在、個人としてはおもに以下の研究を進めています。
・東京電力福島原発近隣地域の日常生活における身体と環境のかかわりあい
・戦争・紛争体験と笑い
・身体と生活空間にかかわる汚穢や不用物をめぐる研究