医学研究科 社会健康医学系専攻国際保健学講座社会疫学 教授
人々の健康は、学歴や所得、職業、人とのつながりといった社会的な状況の影響を受けます。また、国や地域の政策や文化、景気動向や所得格差といった社会環境の影響も受けます。
そのため「適度に運動しよう」「たばこはやめよう」といった個人の理性的な行動を促すアプローチだけでは人々の健康を護ることはできません。
社会疫学はこれら「健康の社会的決定要因」について、主に疫学の手法を用いて解明し、そこから生じる健康格差を制御するための研究をしています。
「だれもが自然と健康になれる社会づくり」を目指しています。