東南アジア地域研究研究所 環境共生研究部門 准教授
東北大学医学部を卒業後、国立国際医療センターで救急医療に従事した。京都大学大学院医学研究科公衆衛生学教室に入学後、受動喫煙などの研究を行っていたが、救急で重症肺炎を来したレジオネラ症患者に遭遇したことを契機としてレジオネラ症の研究を開始し、東邦大学医学部感染症・微生物学講座に国内留学、レジオネラ属菌が自動車のエバポレーターや道路上の水たまりからも広く検出されることを明らかにした。その後、人間文化研究機構総合地球環境学研究所のプロジェクト研究員として、中国・青海省及びインド・ラダーク地域にて高所環境と人の健康について研究、京都大学白眉センター、京都大学東南アジア地域研究研究所に所属を移してからも、ブータン東部タシガン県、高知県土佐町などにおいて地域に根差した高齢者ケアのあり方を模索している。