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直野 章子

ナオノ アキコ

人文科学研究所 文化連関研究部門 准教授

直野 章子
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    Last Updated :2022/05/14

    基本情報

    協力講座

    • 文学研究科, 共通 多元統合人文学

    学位

    • 修士(Sociology)(University of California, Santa Cruz)
    • 博士(Sociology)(University of California, Santa Cruz)

    出身大学院・研究科等

    • University of California, Santa Cruz, Doctoral Program, Department of Sociology , 修了

    出身学校・専攻等

    • American University, School of International Service and Economics (Double Major), 卒業

    経歴

    • 自 2020年04月, 至 現在
      京都大学, 人文科学研究所, 准教授
    • 自 2016年10月, 至 2020年03月
      広島市立大学, 広島平和研究所, 教授
    • 自 2005年04月01日, 至 2016年09月30日
      九州大学, 大学院比較社会文化研究院, 准教授
    • 自 2003年04月01日, 至 2005年03月31日
      日本学術振興会, 特別研究員(PD)

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      Last Updated :2022/05/14

      研究

      研究テーマ・研究概要

      • 研究テーマ

        〈非人間〉の歴史と記憶の存在論
      • 研究概要

        ナラティヴとは違い、記憶は主体の統治下にはなく、主体に成り代わって過去を証言することもある。この「記憶の存在論」とでもいうべき課題はトラウマ記憶論として主題化され、沈黙や秘密として歴史の底に沈殿する出来事を歴史に登録する手がかりとなってきた。主体の境界線を開き、他者の記憶の分有可能性を探求してきたトラウマ記憶論の洞察を念頭に置きつつも、そこに内在する西欧中心主義を脱植民地化する試みに呼応しながら、ホロコーストや原爆などの破滅的出来事だけでなく、奴隷制、植民地主義、レイシズムやセクシズムなど、日常的に行使される暴力によって非人間化(dehumanize)されてきた者たちの歴史を、記憶の存在論を通して記述する方法論を探求したい。

      研究キーワード

      • 原爆体験の記憶
      • トラウマ研究
      • ナショナリズム論
      • 被爆者援護制度
      • 戦後補償
      • 記憶論

      研究分野

      • 人文・社会, 社会学

      論文

      • The Origins of ‘Hibakusha’ as a Scientific and Political Classification of the Survivor
        Akiko Naono
        Japanese Studies, 2019年09月02日, 査読有り
      • 原爆被害者の対米意識と「核の普遍主義」 (平和への扉を開く) -- (「歴史としての戦後」を考える)
        直野 章子
        広島平和研究所ブックレット = HPI booklet, 2019年03月
      • 「トラウマ」からみる原爆体験 : 概念の系譜と応用可能性について
        直野 章子
        広島平和記念資料館資料調査研究会研究報告, 2019年02月
      • 被爆体験と原水爆禁止のあいだ : 原水爆禁止運動分裂期における被爆者運動
        直野 章子
        同時代史研究 = The Japanese journal of contemporary history, 2019年, 査読有り, 筆頭著者
      • “Ban the Bomb! Redress the Damage!”: The History of the Contentious Politics of Atomic Bomb Sufferers in Japan
        Akiko Naono
        Asian Journal of Peacebuilding, 2018年11月, 査読有り
      • 戦争被害受忍論と戦後補償制度 (戦争の非人道性 : その裁きと戦後処理の諸問題) -- (戦後処理をめぐる諸問題)
        直野 章子
        広島平和研究所ブックレット = HPI booklet, 2018年03月
      • 時評 「被爆体験の継承」再考 : 記憶を導きとして
        直野 章子
        歴史学研究 = Journal of historical studies, 2017年04月, 招待有り
      • 「原爆体験記」の刊行と原爆体験の形成――集合的記憶の視点から
        直野章子
        広島平和記念資料館史料調査研究会報告, 2017年03月
      • 被爆者という主体性と米国に謝罪を求めないということの間 (特集 〈広島〉の思想 : いくつもの戦後史)
        直野 章子
        現代思想, 2016年08月
      • 戦争被害受忍論 : その形成過程と戦後補償制度における役割
        直野 章子
        地球社会統合科学 : 九州大学大学院地球社会統合科学府紀要 : bulletin of the Graduate School of Integrated Sciences for Global Society, Kyushu University, 2016年, 査読有り, 筆頭著者
      • 戦死者追悼と集合的記憶の間 : 原爆死した動員学徒を事例として
        直野 章子
        理論と動態, 2014年, 査読有り
      • Transmission of Trauma, Identification, and Haunting: A Ghost Story of Hiroshima
        Akiko Naono
        Intersections: Gender and Sexuality in Asia and the Pacific, 2010年, 査読有り, 筆頭著者
      • ヒロシマの記憶風景:国民の創作と不気味な時空間
        直野 章子
        社会学評論, 2010年, 査読有り, 招待有り, 筆頭著者
      • 被爆を語る言葉の隙間 : <被爆者>の誕生と「被爆体験記」の始まりから
        直野 章子
        フォーラム現代社会学, 2009年, 査読有り
      • 「被爆の証言」を紡ぎだす--「原爆の絵」作者への聴きとりから (戦争体験の記録と語りに関する資料論的研究)
        直野 章子
        国立歴史民俗博物館研究報告, 2008年12月, 査読有り
      • 被爆を語る言葉と痛みの共振 (特集 『「原爆の絵」と出会う』からの始まり)
        直野 章子
        大阪大学日本学報, 2008年03月
      • "Hiroshima" as a Contested MemoriaI Site: Analysis of the Making of a New Exhibit at the Hiroshima Peace Museum
        直野 章子
        広島国際研究, 2005年, 査読有り
      • Searching for grandpa in the Hiroshima memoryscape, under the shadow of the bomb
        Akiko Naono
        Inter-Asia Cultural Studies, 2003年, 査読有り, 筆頭著者

      MISC

      • 書評 ラン・ツヴァインゲンバーグ著『ヒロシマ―グローバルな記憶文化の形成』
        直野章子
        図書新聞, 2020年11月
      • 当事者になる : 体験の継承者から記憶の担い手へ (特集 戦争・被爆体験の継承)
        直野 章子
        生活協同組合研究, 2020年08月
      • 「被爆者」カテゴリー創設と原爆被害者調査 : 広島市原対協の活動を中心に (第60回原子爆弾後障害研究会特集号) -- (シンポジウム 原対協移転30年 : 被爆者健診の過去・現在そして今後)
        直野 章子
        広島医学, 2020年04月
      • 引き継がれた記憶のバトン 横井秀信『異端の被爆者 22度のがんを生き抜く男』
        直野章子
        波, 2019年10月
      • 書評 根本雅也著『ヒロシマパラドクス――戦後日本の反核と人道主義』(勉誠社)
        直野章子
        図書新聞, 2018年12月01日, 最終著者
      • 核戦争被害は「受忍」できない : 核兵器禁止条約と被爆者運動
        直野 章子
        学習の友, 2018年07月
      • 書評:『現場から創る社会学理論ー―思考と方法』
        直野章子
        社会と調査, 2018年03月
      • 調査する〈わたし〉が「他者」と出会って : 高山真著『〈被爆者〉になる : 変容する〈わたし〉のライフストーリー・インタビュー』
        日本オーラル・ヒストリー研究, 2017年, 招待有り
      • 講演録 被爆者を引き受ける : 七一年目の広島で (12・11基本懇意見書にこだわる被爆者問題講演会の報告)
        ヒバクシャ, 2017年
      • 書評 宇吹暁著『ヒロシマ戦後史 : 被爆体験はどう受け止められてきたか』
        直野 章子
        同時代史研究 = The Japanese journal of contemporary history, 2015年
      • 棄民を生み出す国家の論理 : 受忍論とその効力 (特集 問われる安倍政権の歴史認識)
        直野 章子
        世界, 2013年09月
      • 福間良明・山口誠・吉村和真編『複数の「ヒロシマ」――記憶の戦後史とメディアの力学』
        直野 章子
        社会学評論, 2013年

      講演・口頭発表等

      • 「ありえない出来事」の行方 ―― 原爆の記憶と性暴力の記憶
        直野章子
        人文科学研究所・人文研アカデミー シンポジウム「抑圧されたものの痕跡を求めて/辿って──記憶の存在論と歴史の地平II」, 2020年12月05日
      • 「あなたの痛みが私を貫く ―― 被爆の記憶の主体と境界
        シンポジウム「記憶の存在論と歴史の地平」, 2019年11月02日
      • 原水爆禁止運動分裂期の被爆者運動
        直野章子
        同時代史学会2018年度大会, 2018年12月08日
      • 分類と分断のあいだ――「被爆者」と被爆者運動を事例として
        直野章子
        第91回日本社会学会大会「テーマセッション:原子力と放射能をめぐる分断の実態と共存への道」, 2018年09月15日
      • 原爆症認定訴訟における体験の記憶と政治
        シンポジウム「証言/告白/愁訴――医療と司法における語りの現場から」, 2017年11月11日, 京都大学人文科学研究所, 招待有り
      • 社会運動と主体――フレーミング理論と言説分析の対話を通して
        第90回日本社会学会大会 テーマセッション8:社会理論と運動・紛争研究, 2017年11月04日
      • Who owns atom bomb experience? Notes on subjectivity of survivors
        国際ワークショップ(ウメサオ・スタディーズ・インターナショナル) 戦争とその継承ーー展示, 経験、死者, 2016年03月, 京都大学人文科学研究所

      書籍等出版物

      • 戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー
        日本平和学会編, 分担執筆, 死者と出会う記憶の場
        法律文化社, 2020年10月
      • ヒロシマのソーシャルワークーー不条理の是正という本質に迫る
        原爆被害者相談員の会編, 分担執筆, 被爆者を引き受ける――同伴者としての「相談員の会」から継承者としての「相談員の会」へ
        かもがわ出版, 2019年08月
      • アジアの平和と核――国際関係の中の核開発とガバナンス
        広島市立大学広島平和研究所編, 分担執筆, 始まりの10年――原爆被害者運動の創成期
        共同通信社, 2019年02月, 査読無し
      • トラウマを生きる トラウマ研究Ⅰ
        田中雅一; 松嶋健編, 分担執筆, 出来事とトラウマの在り処――トラウマ論が示す歴史の方法論をめぐって
        京都大学学術出版会, 2018年11月, 査読無し
      • 被爆70年ジェンダー・フォーラムin広島「全記録」――ヒロシマという視座の可能性をひらく
        高雄きくえ編, 共著, 原爆被害者の怒りを拓く――対米責任追及と「戦後日本」
        ひろしま女性学研究所, 2016年11月, 査読無し
      • 3・11を心に刻んで 2016
        岩波書店編集部編, 共著
        岩波書店, 2015年10月, 査読無し
      • 原爆体験と戦後日本 : 記憶の形成と継承
        直野, 章子, 単著
        岩波書店, 2015年
      • To See Once More the Stars: Living in a Post-Fukushima World
        Daisuke Naito; Ryan Sayre; Heather Swanson; Satsuki Takahashi, eds, 分担執筆, Victimhood
        New Pacific Press, 2014年
      • 記憶と表象から読む東アジアの20世紀
        정, 근식; 直野, 章子; 波潟, 剛; 三隅, 一人, 共編者(共編著者)
        花書院, 2014年
      • 社会の境界を生きる人びと : 戦後日本の縁
        安田, 常雄; 大串, 潤児; 高岡, 裕之; 西野, 肇; 原山, 浩介; 加藤, 聖文; 蘭, 信三; 文, 京洙; 仲里, 効; 黒川, みどり; 直野, 章子; 荒井, 信一
        岩波書店, 2013年
      • 기억과 표상으로 보는 동아시아의 20세기
        정, 근식; 直野, 章子, 共編者(共編著者)
        景仁文化社, 2013年
      • 戦争社会学ブックガイド――現代世界を読み解く132冊
        野上元; 福間良明編, トラウマとしての戦争体験――下河辺美知子『トラウマの声を聞く』、森茂起『トラウマの発見』
        創元社, 2012年03月
      • 津波の後の第一講
        鵜飼哲; 今福龍太編, 分担執筆, 大災害のあとを生きる
        岩波書店, 2012年02月
      • 被ばくと補償 : 広島、長崎、そして福島
        直野, 章子, 単著
        平凡社, 2011年12月
      • 社会学事典
        日本社会学会社会学事典刊行委員会編, 分担執筆, 「記憶風景」および「トラウマ記憶」
        丸善株式会社, 2010年06月
      • Toward a Sociology of the Trace
        Herman Gray; Macarena Gómez-Barris; editors, Producing Sacrificial Subjects for the Nation (pp. 109-134)
        University of Minnesota Press, 2010年
      • ナガサキから平和学する!
        高橋眞司; 舟越耿一編, 分担執筆, 償いなき国の被爆者対策――いまだ叶わぬ被爆者援護法
        法律文化社, 2008年10月
      • Beyond the Frame: Women of Color and Visual Representation
        Neferti Tadiar; Angela Davis, Eds, 共著, Conjuring up Traces of Historical Violence: Grandpa, Who is Not in the Photo (pp/ 107-129)
        Palgrave Macmillan, 2005年
      • 「原爆の絵」と出会う : 込められた想いに耳を澄まして
        直野, 章子, 単著
        岩波書店, 2004年
      • ヒロシマ・アメリカ : 原爆展をめぐって
        直野, 章子, 単著
        渓水社, 1997年10月

      外部資金:科学研究費補助金

      • もの、語り、アート、宗教にみるトラウマ体験の共有と継承:ホロコーストと原爆投下
        挑戦的研究(開拓)
        中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
        国際ファッション専門職大学
        田中 雅一
        自 2019年06月28日, 至 2023年03月31日, 交付
        トラウマ;もの;語り;アート;宗教
      • 集合的記憶論とトラウマ記憶論の接合可能性の探究――記憶研究の学際的展開に向けて
        基盤研究(C)
        京都大学;広島市立大学
        直野 章子
        自 2017年04月01日, 至 2021年03月31日, 交付
        トラウマ記憶;集合的記憶;歴史と記憶;記憶と歴史;精神分析;主体性;社会学
      • 受忍と犠牲――戦後補償制度と戦死者追悼における国民創出の制度と文法
        若手研究(B)
        九州大学
        直野 章子
        自 2011年04月28日, 至 2014年03月31日, 完了
        国民;集合的記憶;戦死者追悼;戦後補償;国家;ナショナリズム;死者慰霊;戦争被害受忍論
      • 戦争と原爆の記憶に関するテレビ・メディア環境の多面的内容分析研究
        挑戦的萌芽研究
        九州大学
        杉山 あかし
        完了
        マス・コミュニケーション;メディア;放送;戦争;原爆;内容分析;メディア環境;戦争報道;記憶;テレビ;広島;長崎
      • 「原爆被害」の系譜-被爆者運動と証言行為を中心に-
        若手研究(B)
        九州大学
        直野 章子
        完了
        原爆被害;国家補償;戦後補償;被爆者運動;トラウマ記憶
      • 戦後日本の社会運動と社会変動の歴史社会学ー被爆者運動を中心に
        基盤研究(C)
        小区分08010:社会学関連
        京都大学
        直野 章子
        自 2022年04月01日, 至 2025年03月31日, 採択
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        Last Updated :2022/05/14

        教育

        担当科目

        • 自 2021年04月, 至 2022年03月
          社会学(特殊講義)
          後期, 文学研究科
        • 自 2021年04月, 至 2022年03月
          社会学(特殊講義)
          後期, 文学部
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          Last Updated :2022/05/14

          大学運営

          部局運営(役職等)

          • 自 2020年04月01日, 至 2021年03月31日
            図書委員会 委員
          • 自 2021年04月01日, 至 2022年03月31日
            図書委員会 委員
          list
            Last Updated :2022/05/14

            学術・社会貢献

            委員歴

            • 自 2018年02月
              広島市総合計画審議会専門部会専門委員, 広島市

            社会貢献活動

            • 日本政府の核政策と被爆者対策―被害認識と正義回復への遠い道のり
              講師
              日本反核法律家協会・日本国際法律家協会, 第5回「原発と人権」全国研究・市民交流集会inふくしま分科会「人間と核の関係を考える」, 自 2021年04月05日
            • 今を読む 核兵器禁止条約と日本政府
              寄稿
              中国新聞, 自 2021年02月13日
            • 針路21 「受忍論」の不条理
              寄稿
              神戸新聞, 自 2020年12月24日
            • 針路21 「終末」の危機のなか
              寄稿
              神戸新聞, 自 2020年08月13日
            • 他者の苦しみに想像力を
              寄稿
              共同通信, 自 2020年05月

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