理学研究科 附属地球熱学研究施設(大分県別府市) 教授
重力異常ベクトルや重力偏差テンソルを用いた地下構造推定手法の開発や実フィールドへの適用方法についての研究を行っています。これらの研究では、ベクトルやテンソルの特性を利用した新しい解析手法の開発に取り組んでいます。地下構造は、地形や地質構造と同じく、これまでの地殻活動の化石であると認識しており、推定された地下構造の形成プロセスの議論も試みています。
また、構造盆地や陥没カルデラの形成、ダイクの貫入プロセス等にも興味をもっており、主に数値シミュレーション(転位論や有限要素法、個別要素法)や解析的手法によって研究しています。構造盆地形成プロセスの研究では、特にプルアパートベイスンの形成に興味をもっており、その形成プロセスやテクトニクスを議論してきました。断層運動による堆積層の変形の研究では、個別要素法を用いてきました。陥没カルデラやダイクの研究では、解析的手法により問題解決の糸口をつかもうとしています。カルデラ形成に必要とされるマグマ溜りの体積変化量や、ダイクの不規則な形状からマグマの過剰圧をを推定する方法等について考察してきました。