文学研究科 現代文化学専攻現代文化学講座 准教授
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専門
ゲーム研究と美学の2本立てでやっています。
ゲーム研究
現代英語圏の美学・芸術の哲学(分析美学)をベースに、ビデオゲーム(=コンピュータゲーム、デジタルゲーム)を研究しています。とくにビデオゲームならではの表現の理論化と、ビデオゲーム作品に対する批評的実践の分析に関心があります。
一般的な理論は単著『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会、2018年)にまとめました。引き続き、理論を具体的な作品や事象に適用することで、理論の修正・拡張を図っています。
その他ゲームに関する関心
描写の哲学
美学・芸術の哲学の分野では、とくに描写/画像表象(depiction / pictorial representation)の研究に関心があります。描写とは、画像(絵や写真)がそれ特有の仕方で何かを表象することです。
2019年度から「描写の哲学を現代のポピュラー文化における画像使用の実践に接続する」というテーマで科研費を獲得しています。現代文化に見られるさまざまな画像の使われ方を描写の哲学の視点からとらえ、またそれを通して描写の哲学を修正・拡張することを試みています。
その他の美学・芸術哲学的な関心
翻訳
研究と並行して美学関係とゲーム研究関係の翻訳をいろいろしています。
メディア芸術研究マッピング
2015年から文化庁メディア芸術連携促進事業内の「研究マッピング」事業で、ゲーム分野のコーディネーター・調査担当を務めていました。国内外のゲーム研究の過去と現状をまとめる作業をしてきました。主な成果物として、『ゲーム研究の手引き』(編著、文化庁、2017年)と『ゲーム研究の手引きⅡ』(編著、文化庁、2020年)があります。
ブログ
研究関係の記事を書くブログをやっています。