医学研究科 創薬医学講座(寄附) 特定教授
これまで京都大学白眉センター にて特定准教授として、脳生理学的機能に関する独立研究を行って参りました。2020年4月1日から、京都大学大学院医学研究科 創薬医学講座の特定教授に着任しました。脳の炎症と精神疾患発症機序の究明を目指し、ヒト・霊長類での精神障害の回復を目指す研究を行います。ひき続き、ご支援ご鞭撻のほど戴けましたら、幸甚にございます。
研究手法は、電気生理学的手法(多細胞パッチクランプ、樹状突起記録、シナプス伝達解析、興奮性可塑性解析、膜興奮性解析、長期可塑性など、脳切片下の記録では迅速なデータ取得が可能です)、イメージング(共焦点顕微鏡を使ったスパインイメージング、二光子顕微鏡を使った生体下神経・グリア活動観察)、げっ歯類での行動実験、光・薬理遺伝学的操作、小動物核磁気画像法(fMRI)解析、大規模データ解析(細胞レベルイメージングデータ、電気生理学的複数同時細胞記録による多シナプス電流解析など)、神経細胞レベルのコンピュータシミュレーションなど。小脳を対象とした可塑性研究領域全般に強みがございます。